脳の若々しさを守る。三焦鍼法が注目される理由とエビデンス
- meguru | Natsuko Hirashita
- 4月8日
- 読了時間: 3分

なぜ今、鍼灸で認知症予防なのか
最近、ニュースや身近な話題で「認知症」という言葉を耳にすることが増えました。
私自身、家族の介護を通じて、その大変さや心の痛みを身をもって経験しています。
「大切な人が、自分らしくあり続けるために。そして、自分自身の未来を守るために、今できることはないか。」
そんな想いで私が取り組み始めたのが、最近の研究でも注目されている「三焦鍼法(さんしょうしんぽう)」です。
三焦鍼法とは?
三焦鍼法は、中医学の大家である韓景献教授によって提唱された、脳の老化を防ぐための特別な鍼治療です。
私たちの体にある「三焦(さんしょう)」という、全身のエネルギーと水分の巡りを司る機能を整えることで、脳の健康を根本から支えます。
科学的に示されている「3つのエビデンス」
「鍼がなぜ認知症に?」と思われるかもしれませんが、実は多くの臨床データや研究結果が発表されています。
認知機能スコアの改善
国内外の臨床試験において、記憶力や判断力を測るテスト(HDS-RやMMSE)の数値が、三焦鍼法によって優位に向上したという報告が多数あります。
脳の「ゴミ」を溜め込まない
アルツハイマー型の原因の一つとされる「アミロイドβ」。動物実験レベルではありますが、三焦鍼法がこの物質の蓄積を抑え、排出(クリアランス)を助ける可能性が示唆されています。
神経の炎症を抑え、育てる
脳内の慢性的な炎症を抑えるとともに、脳由来神経栄養因子(BDNF)という「神経の栄養」を活性化させることがわかってきています。
どんな人におすすめ?
認知症は、発症する20年以上前から脳の変化が始まっていると言われています。将来を見据えた健康維持のため、当院では以下の方を対象に三焦鍼法を標準的なケアとして組み込んでいます。
40代後半以降のすべての方へ
東洋医学では、女性は49歳前後で大きな節目を迎えます。この時期は「三焦」の巡りが滞りやすく、それが将来の認知機能や血管の健康に影響を与えます。自覚症状がなくても、「未来への備え」としてすべての方に受けていただきたいと考えています。
40代前半までの方でも、以下のサインがある方
年齢に関わらず、すでに体からの「SOS」が出ている場合は、早急なケアが必要です。
・睡眠のお悩み(不眠、中途覚醒、眠りが浅いなど)
・血圧が高め、または変動が激しい
・慢性的な疲労感や意欲の低下
これらは脳の休息や血流がスムースにいっていないサイン。三焦を整えることで、認知症の芽となりうる不調を、早めにケアすることを目指します。
心と体を整えることが、脳を守ること
東洋医学の素晴らしいところは、一部位だけをみるのではなく「その人丸ごと」をみることです。三焦を整えることは、結果として睡眠の質を上げ、心を穏やかにし、そして大切な脳を守ることにつながります。
医学的に100%の予防を保証することはできません。ですが、私自身の経験と、最新の研究が示す可能性を信じて、今できる最善のケアを皆さまに提供したい。そんな想いで、当院ではこの三焦鍼法を取り入れています。
「まだ早いかな?」と思う今こそ、最高の始めどきです。
札幌の静かな空間で、これからの人生を健やかに歩むためのメンテナンスをはじめてみませんか。




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