生理前に眠くなる・だるくなるのはなぜ?
生理が近づくと、「しっかり寝たはずなのに眠い」「身体が重くて、いつものように動けない」と感じることはありませんか。
生理前の眠気やだるさは、月経周期に伴う身体の変化と関係することがあります。毎月同じ時期につらくなるなら、気合いで乗り切ろうとせず、身体のリズムに目を向けてみましょう。
排卵後、身体の中では何が起きている?
月経周期は4つの期で構成されています。排卵から次の生理までを「黄体期」といいます。生理前の不調は、この黄体期に感じる方が多いと思います。
この時期はプロゲステロン(黄体ホルモン)が増え、基礎体温が高くなります。その後、生理が始まる前には女性ホルモンの分泌が変化します。
下図のように、月経があるうちは女性ホルモンの変動が大きいので、感情の波も大きく出てしまうこともあると思います。

こうした変化に対する身体の反応には個人差があります。生理前は眠気が強くなる方もいれば、寝つきにくさや途中で目が覚めることが気になる方もいます。夜に十分に休めていないと、日中の眠気や疲れにつながることもあります。
ただし、「プロゲステロンが増えるから必ず眠くなる」と一つの理由だけで説明できるわけではありません。
眠気だけでなく、だるさも重なる理由
生理前には、むくみ、頭痛、乳房の張り、下腹部の不快感、気分の変化などが一緒に現れることがあります。眠りにくさや、いくつもの不調が重なることで、「身体が重い」「集中しづらい」と感じることもあるでしょう。
このような不調が生理前に繰り返し現れ、生理が始まると軽くなる場合は、月経前症候群(PMS)が関係している可能性があります。症状の種類や強さは人それぞれです。
生理前を少し楽に過ごすために
まずは生理の日付と、眠気やだるさが強い日を記録してみてください。2周期ほど振り返ると、自分が休息を必要としやすい時期が見えてきます。
その時期には、可能な範囲で予定を詰め込みすぎず、休める時間を確保してみてください。日勤が中心の方は、朝の光を浴びたり、無理のない散歩をしたりするものよいでしょう。
シフト勤務の方は、毎日同じ時刻に起きようとする必要はありません。勤務に合わせて眠れる時間を確保し、夜勤明けなど日中に休むときは、遮光カーテンやアイマスクを使って部屋を暗く、静かにする工夫ができます。短い仮眠を活用するのも一案です。カフェインは「夕方以降」と時刻で決めず、自分が眠る予定の数時間前から控えることを目安にしてください。
「いつも通りにできない」と自分を責める必要はありません。休み方を調整することも、身体を大切にする方法の一つです。
鍼灸では、月経周期と全身の様子を一緒にみます
眠気やだるさのほかに、首や肩のこり、冷え、むくみ、お腹の張りなどが気になる方もいらっしゃいます。
はり・きゅうmeguruでは、生理前の症状が出る時期や、普段の眠り、身体の緊張などをうかがい、その日の状態に合わせてやさしい鍼とお灸を行います。静かな時間の中で身体を休めたい方も、お気軽にご相談ください。鍼灸による変化には個人差があり、PMSや眠気の改善を保証するものではありません。
つらさが強い時は婦人科へ
仕事や家事、運転に支障が出るほど眠い、気分の落ち込みが強い、生理が始まってもだるさが続く場合は、婦人科やかかりつけ医にご相談ください。生理前だけに限らない疲労には、貧血や甲状腺の病気、睡眠の問題など、別の原因が関係することもあります。
生理前の不調を毎月我慢し続ける必要はありません。ご自身の周期を知り、必要な休息や相談先を選んでいきましょう。
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