HELLO ! 更年期 - 2 -
- meguruyojo
- 10月3日
- 読了時間: 2分
私自身も50歳を目前にして、カラダの衰えを一段と感じています。日本女性の閉経平均年齢は、50.5歳。閉経後は本格的に女性ホルモン(エストロゲン)が減少し、様々な体調の変化をもたらします。
エストロゲンの働きと関節の関係
最近個人的に気になっているのが、関節の動きにくさや痛みを感じやすくなっていたり、疲れやすくなっていたり…といった症状です。
これもエストロゲンの減少が関わっています。
エストロゲンには、炎症を抑えるという働きもあるのをご存知でしょうか。閉経前後の方たちからも、関節にまつわるお悩みをよくいただきます。
エストロゲンは滑膜の炎症を抑え、滑液(関節の潤滑液)の分泌を促進しますが、エストロゲンが減少すると滑膜の炎症が起きやすくなり、滑液が減少し関節の摩擦や損傷が増えると考えられています。また、エストロゲンはコラーゲン生成にも関与しており、エストロゲン減少=コラーゲンの減少も起こります。こうして関節の動きにくさや痛みを感じやすくなるのです。
ここで注意したいのは、エストロゲンの減少によって起こる関節のトラブルと、自己免疫疾患である関節リウマチは別物であるという点です。
症状が似ているため、専門家による鑑別が必要です。リウマチ科、膠原病内科、整形外科、内科で医師に相談しましょう。
エストロゲンの働きとしてその他にも、骨密度や血管の弾力性の維持などがあり、「閉経後は骨粗鬆症や動脈硬化に気をつけましょう」と言われる所以です。

鍼灸でできること
この関節のお悩みに対して、鍼灸でできることがあります。
最も得意なのが、痛みの緩和です。
痛みを感じている時は、そこにブラジキニンなどの発痛物質が出ているからなのです。そこに対して鍼やお灸で血流を作り出すと、発痛物質が洗い流されて、痛みが軽減します。
身体のどこかに痛みが出ると、全身性に緊張が起こりやすいです。鍼とお灸で痛みを和らげ、心身を緩ませることができますので、お気軽にご利用ください。

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