セルフケアの落とし穴〜その運動、本当に体を労われていますか?〜
- meguru | Natsuko Hirashita
- 3月4日
- 読了時間: 3分
更新日:3月5日
前回のブログでセルフケアが日々の生活の満足度をあげる傾向があることをご紹介しましたが、セルフケアとして運動を取り入れている場合の注意点をお伝えしたいと思います。
「最近疲れが取れないから、運動してリフレッシュしよう!」
「健康のために、毎日欠かさずジョギングしなきゃ」
そう思って、仕事や家事、育児でクタクタな体にムチを打って動いてはいませんか? 実は、良かれと思って続けているその「運動」が、セルフケアの落とし穴になっているかもしれません。
今回は、東洋医学の視点から見た「疲れている時の運動」の注意点についてお話しします。
「元気」が足りない時は、エネルギーの漏電状態
仕事に家事に育児……現代を生きる私たちは、日々全力投球です。
心身ともに疲弊している時、東洋医学では「気虚(ききょ)」という状態に陥っていると考えます。文字通り、エネルギーである「気」が虚(むな)しくなっている、つまり「元気がない」状態です。
ここで注意したいのが、運動もまた「気(エネルギー)」を消費する行為だということ。
元気がない(気虚)の状態で無理に運動をすると、なけなしのエネルギーをさらに消耗してしまい、気虚が悪化するという悪循環に陥ってしまいます。「運動したのに、かえって体が重い」「翌日、起き上がるのが辛い」と感じるなら、それは体が発しているSOSかもしれません。
疲労困憊の時の「第一選択」は?
もし、あなたが今「あぁ、疲れたな……」と心から感じているなら、セルフケアとしての第一選択は、運動ではなく「しっかり休むこと」です。
お休みの日は、あえて何もしない時間を作る。
早めに布団に入る。
まずは、漏れ出したエネルギーを充電することが先決です。
運動が「最高のセルフケア」に変わるタイミング
もちろん、運動が悪いわけではありません。むしろ、気力と体力に少し余裕がある時には、運動は素晴らしいセルフケアになります。
東洋医学では、「気は筋肉に宿る」と言われています。
適度な運動で筋肉を鍛えることは、いわば自分の体に「エネルギーの貯蔵庫」を作るようなもの。筋肉がつくことで、より多くの元気を蓄えられる体へと変わっていきます。
大切なのは、今の自分を「観察」すること
セルフケアで最も大切なのは、世間の健康法を鵜呑みにすることではなく、「今の自分の状態」を正しく見極めることです。
「まだ気力が残っているな」と感じる時は、筋肉を育てるための運動を。
「今日はもう限界かも」と感じる時は、罪悪感なくお休みを。
運動を習慣にしている素敵なあなただからこそ、一度立ち止まって、ご自身の疲れ具合を優しく確認してみてくださいね。


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